アート

私は自分の作品はほとんど家に飾っていませんが、他の人の作品を飾るのは好きです。

 

自分ではこうは描けないなあ、とかこんなの作れないなあと思い、我が家に似合いそう!と、飾る場所がイメージできるものをいくつか置いています。

 

 

なくても生活できるけど、あるとなんだかとても嬉しい。

 

私の絵も誰かにとってそういう存在であって欲しいなあと思いつつ。

 

小さな絵 湯浅景子さん お皿 長野史子さん(百草で購入)木の皿に載っている人形はしょうぶ学園ので、隣のまるでいちじくのようなものは拾った石

 左 鈴木いづみさん 右はYuko kanさん

シュタイナー100周年

子どもを2人、シュタイナー学校というところで学ばせています。

保育園もシュタイナー保育園だったので、我が家にとってはこの教育を選ぶのは自然な流れでした。

シュタイナー教育というのは、ドイツで100年前に始まったもので、子どもの成長段階に合わせた学びを実践していく教育です。

「人と人、人と自然の調和を生み出せる感性。自分が本当になすべきことを見出せる知性。それを実行していける意思と能力。個性を持ちつつ恊働できる人間」を育む教育といわれています。

 

耳慣れない「シュタイナー学校」ですが、日本では東京や横浜、北海道、愛知、福岡などに7校、ドイツやオランダを始めとするヨーロッパや、中国、韓国などのアジア圏、そしてアメリカなどの世界で1000校ほどあります。

今年はシュタイナー教育が始まって100周年ということで、世界中でお祝いやイベントが開かれます。

日本では河瀬直美監督に100周年記念ショートムービーを撮っていただきました。

是非ご覧下さい。

 

上の息子が小学2〜3年生のときに手仕事の授業で作った鍋敷きやコースター、

中に木の実が入ったボールなど

自分の手でモノを作り出せる喜びを学ぶとともに、手先を自分の意思で使えるようにします

心地よさのための習慣

雑誌「& Premium」6月号の特集「心地よく暮らす人が習慣にしていること。」に載せさせて頂きました。

 

私は朝の糸つむぎ、です。

これは習慣、というよりやらずにはいられない、という感じ。

私にとって糸を紡ぐのは頭と心をからっぽにする時間でもあって、紡いだ後はすっきりした状態になるのです。

やらなくてはいけない日々の家事や仕事から離れて、純粋に自分がやりたいことをする時間を少しでも持つ、ということが忙しいとき程必要な気がします。

 

これから夏になっていきますが、それでも糸を紡ぐのは続いていくでしょう。

 

 

ドードー鳥

展示に合わせて、いつもお願いしている「suirenco」さんに焼き菓子をお願いしました。

 

出来上がってきたのは、「モノクローム」という展示名にちなんで、白と黒の焼き菓子に、なんとドードー鳥型のクッキー付き!

ブールドネージュはほろっとした食感、白黒ごまクッキーは、ごまの香ばしさがあとをひくおいしさです。

「suirenco」さんは高校からの付き合いなのですが、知り合った頃から既においしいお菓子を常に作っていました。

素直においしい!と思うお菓子です。

 

パッケージはシールにしようかタグにしようかと迷った末、ちょっとしたカードとしても使えるように、とタグにしました。

 

誰かにプレゼントしたくなるような焼き菓子です。

タグで隠れてしまっていますが、黒と白のドード鳥がいますよ!

展示しています

カメラが壊れて随分ブログを更新していませんでしたが、ただ今名古屋の本山にあるカレー屋さん「バブーシュカ」で展示をさせていただいています。

 

今、描きたいと思うものを中心に色味をおさえた絵を飾っています。

今興味のあるもの。。。動物の毛並み。ふわふわ、もさもさした毛並みを細い筆で描いています。

心のよりどころのようにもなっている糸紡ぎ(=毛糸)にまつわる絵もいくつかあります。

あとは、竹のペンで線の太さを楽しみながら、久しぶりに思い切り描いています。

 

4月22日(月)までです。

どうぞ足をお運び下さい。

 

アートを。

新しく出来た「奈良県総合医療センター」の婦人科病棟のアートワークをさせていただきました。

病院や施設などの環境空間アートを手がけているアートココさんからお話をいただきました。

 

今回は婦人科病棟ということで、ここに来られる方がほっとするような空間になれば、ということで、今回の為に陶芸家の方が焼いた白いお皿に、鳥や植物の絵がついたものを飾ることになりました。

 

他の病棟のアート作品や、壁紙の色も吟味して選ばれ、病院という空間を調和のとれた気持ちのいい場所に作り上げていくのだなあと感動しました。

 

上がお皿シリーズ

下は額に入ったイラストです。

写真ⓒKEN KATO

キャンプデビュー

いつかキャンプをしたい、と思いながら何年も経っていましたが、今年の夏ようやくキャンプデビューをしました。

 

上の男の子が小学3年生になり、長い夏休み、名古屋のマンションを脱出させてなるべく自然の中で過ごさせよう、という理由で。

 

といっても初心者なので、まずは3泊4日で長野県の戸隠キャンプ場へ。

川も、牧場も、売店も、そしてカフェや蕎麦屋もあるという、初心者の私たちにも快適過ぎる(?)キャンプ場でした。

 

炭や薪で火をおこし外で料理する。この原始的な行為がとても楽しく、いつまでもキャンプ生活を続けたくなったほど。

 

少しの空きの日があったら気軽にキャンプに行けるようになるのが目標。

今はまだ、キャンプに必要なものを車に積み込むまでの用意に時間がかかるので、持っていく調味料はこれ、食器類はここに入れる、など細かいところのルールを決めてさっと出来るようになりたいな。

 

 

お仕事

天然生活9月号で特集トビラのイラストを描かせていただきました。

トビラは、特集のタイトルを教えて頂いて、あとはほとんど自由に描かせて頂けるので楽しいのです。特集内容はこんなのかな〜と想像しながら。

 

原画と雑誌になったもの、それぞれ。

季節の花

「Hanako」の6月28日号の鎌倉特集で、あじさい名所マップのイラストを描きました。

明月院、妙本寺、東慶寺、長谷寺、鎌倉宮。。。

 

鎌倉といえばあじさい、と思うほどいたる所に咲いていますが、この梅雨の曇り空の下、落ち着いたお寺の境内で青や紫、白などのあじさいがしっとりと咲いているのは、とても情緒があります。

 

近所にあじさいを大きな鉢で咲かせているお宅があるのですが、冬だと枯れているのかな、と思う程の茶色の茎だけになったあじさいが、毎年この時期になると、大きくてきれいな花を咲かせているのを見ると、本当に魔法のよう。。。と思ってしまいます。

 

絵本の力

絵本が好きです。

子どもが産まれてからどんどん増える一方ですが、本棚には20年以上前に出版されて、読み継がれてきたような素朴な絵本が占めています。

私が好きなそんな絵本は、普通の本屋さんでは取り扱っていないことも多く、古本屋さんで見つけてくることがほとんどですが、絵本専門店にも足を運んだり。

夫は、図書館で借りてきて良かったと思った絵本の題名などを書き留めておく「絵本ノート」なるものを作っていて、絵本専門店に行ったときなどそのノートをめくりながら探しています。

私より、熱心です。

 

色々好きな本はありますが、ゴブスタインの絵本は特別です。

何か、人生で自分が大切だと思うことに自分の能力をそそぎ込む尊さ、みたいなことを簡潔に表しているのです。

「どこかの誰かが、きっと気に入ってくれると信じて、一生懸命作ったのです」

(ゴールディーのお人形)

「画家は一生をおくる ただ心を動かされるだけでなく、神のように 働きたいと願いながら」

「つつましく、強く、だが限られた日々、あたえられたいのちを 彼は使いはたす」

(画家)

 

ゴブスタインの絵本を読むと、真摯に生きること、を強く感じずにはいられません。

私のバイブルのような本になっています。

左から「生きとし生けるもの」「画家」「作家」

「ゴールディーのお人形」