季節の花

「Hanako」の6月28日号の鎌倉特集で、あじさい名所マップのイラストを描きました。

明月院、妙本寺、東慶寺、長谷寺、鎌倉宮。。。

 

鎌倉といえばあじさい、と思うほどいたる所に咲いていますが、この梅雨の曇り空の下、落ち着いたお寺の境内で青や紫、白などのあじさいがしっとりと咲いているのは、とても情緒があります。

 

近所にあじさいを大きな鉢で咲かせているお宅があるのですが、冬だと枯れているのかな、と思う程の茶色の茎だけになったあじさいが、毎年この時期になると、大きくてきれいな花を咲かせているのを見ると、本当に魔法のよう。。。と思ってしまいます。

 

絵本の力

絵本が好きです。

子どもが産まれてからどんどん増える一方ですが、本棚には20年以上前に出版されて、読み継がれてきたような素朴な絵本が占めています。

私が好きなそんな絵本は、普通の本屋さんでは取り扱っていないことも多く、古本屋さんで見つけてくることがほとんどですが、絵本専門店にも足を運んだり。

夫は、図書館で借りてきて良かったと思った絵本の題名などを書き留めておく「絵本ノート」なるものを作っていて、絵本専門店に行ったときなどそのノートをめくりながら探しています。

私より、熱心です。

 

色々好きな本はありますが、ゴブスタインの絵本は特別です。

何か、人生で自分が大切だと思うことに自分の能力をそそぎ込む尊さ、みたいなことを簡潔に表しているのです。

「どこかの誰かが、きっと気に入ってくれると信じて、一生懸命作ったのです」

(ゴールディーのお人形)

「画家は一生をおくる ただ心を動かされるだけでなく、神のように 働きたいと願いながら」

「つつましく、強く、だが限られた日々、あたえられたいのちを 彼は使いはたす」

(画家)

 

ゴブスタインの絵本を読むと、真摯に生きること、を強く感じずにはいられません。

私のバイブルのような本になっています。

左から「生きとし生けるもの」「画家」「作家」

「ゴールディーのお人形」

お茶摘み

友人に誘われて滋賀県の近江市、奥永源寺に政所(まんどころ)のお茶を摘みに行ってきました。

この奥永源寺は銘茶の産地だそうで、その起源は室町時代からさかのぼれるということ。政所茶は在来種で、昔から産地一帯で農薬を使用したことがほとんどなく、肥料にはススキや落ち葉などが使われているそうです。

お茶畑が急斜面にあるので、機械が使いにくいため、茶葉も人の手で取っていきます。

 

お茶の葉の摘みかたを教えてもらっていざ摘み始めると、その何ともいえない楽しさに休憩時間も休まず摘み続けたぐらいでした。収穫の楽しさ、というのでしょうか。

 

周りを見渡すと、青空の広がる下、皆もくもくと、あるいはおしゃべりをしながら手を動かしています。

そんな平和的な風景を見て、いつか見た紅茶を摘むスリランカの人たちの写真を思い出しました。

 

昔はこういうのが当たり前だった風景。「オーガニック」であることは環境にはもちろん、それに携わる人にも平和的で調和的なことなんだなあと実感として思った日でした。

 

また来年も参加したいと思いました。

 

これは樹齢300年のお茶の木。ぐねぐねと幹が一体に広がっていました。

 

日本の伝統色

「日本の色図鑑」(マイルスタッフ発行)のイラストを描かせていただきました。

 

日本の色というのは、多くが自然の中から見い出した色だといいます。

紅梅色、菜の花色、胡桃色、象牙色。。。

 

私は雑貨などを作るときに色指定が必要な場合、DICの「日本の伝統色」をよく使います。

フランスや中国の伝統色も、それぞれお国柄が出るような色味で素敵ですが、私のイラストには日本の色がしっくりくることが多いような気がしています。

 

色の名前を読むと、繊細で美しく豊かな世界がこんなにあることに驚きます。たくさんの色を知ったら、もっと深い眼で自然を見ることが出来る気がします。

 

私もこの本で色の旅に出かけたいと思います。

「日本の色図鑑」マイルスタッフ発行 1900円(税別)

お仕事

通販で雑貨や服などを販売していらっしゃる「フェリシモ」さんで、描かせていただいた猫の絵が、フレーバーティーの缶やティータオルになりました。

 

フェリシモさんの商品はほとんどがオリジナルで制作されていますが、商品の世界観やストーリー性に感動してしまいます。担当の方たちが、本当に雑貨が好きで、そして「女の子」の気持ちを持っているんだろうなあといつも思います。

 

 

私がイラストの仕事を初めてやらせて頂いたのはフェリシモさんでした。

25歳のころ、毎週土曜日だけ講座が開かれていた京都にあったイラストレーションの学校に、1年間名古屋から通っていました。

その時に同じクラスに居た少し年上のFさんと仲良くなり、学校が始まる前に待ち合わせして、京都の喫茶店「六曜社」などの、その頃1人ではまだ行けれなかったような場所に連れて行ってもらっていました。

一度Fさんの大阪の家に泊まりに行ったときは、エプロンやキッチン周りのものなど家にあるものがおしゃれで、「こんなに隅々までおしゃれに暮らしている人が居るんだ」と思ったことを覚えています。

学校の最終日に、そのFさんが「実はフェリシモで働いていて、イラストを人に頼む仕事をしている」と教えてくれました。そして「クラスの中で何人かに声を掛けてお仕事を頼もうと思っている」と言って私にも依頼してくれたのでした。

家計簿から始まって、Tシャツやタオル、パッケージや小物などたくさんの商品にイラストを描かせていただきました。

 

Fさんはその後ハワイに行かれて会社はやめられたのですが、今まだこうやってフェリシモさんとの関係が続いていることに感慨深いものがあります。

 

何が縁になるかわからないですね。

 

こうやって思い返してみると、私のイラストの仕事は雑貨から始まっていたんだなあ。。。

 

 

 

 

 

編むこと

羊毛の手紡ぎを始めたのはいいけれど、実は編み物が出来ませんでした。

棒針は、編み図を見ると尻込みしてしまって「きっと一生編み物はできないんだろうな」と思っていました。でも紡いだ毛糸はどんどん出来てきます。

織り機で織ろうと思っていましたが、先生が「まずは編んでみると自分の紡いだ糸のことが分かるから、なんでもいいから編んでみて」とおっしゃったので、一念発起して編み物を始めてみました。

図書館で分かりやすい編み方が載っている本を色々借りてきて、少しずつ始めました。編んではほどいて(最初の作り目さえなかなか覚えられず)を繰り返し、ようやく簡単な表編み、裏編み、そしてそれを使ったガーター編みとかのこ編みが出来るように。

私にとっては奇跡にも近く、やろうと思えば出来るんだという気持ちと、こんな楽しいことを今まで知らなかったなんて!という後悔と。

 

何かを作り上げるより、今は編むこと自体が楽しく、仕事を終えて夕食の準備をするまでのちょっとした時間などに毎日手を動かしています。

慌ただしい出来事のあった日でも、編み始めると自分だけの静かな時間に戻れます。

赤い毛糸は、赤の羊毛に少量の焦げ茶の羊毛をカーダーで鋤き込んで紡いだもの。子どものベストを作る予定。直線しかまだ編めないので、毛糸の下に置いてある長方形の布をはぎ合わせて作ってある「えみおわす」の服を参考に作ろうと思っています。白の毛糸は袋いっぱいに毛糸が3袋もごみで出されていたのを拾ったもの。編み物を始めようと決心した時期に拾って、「何事もやろうと決心すると天の助けがあるものなんだな」と秘かに感激したのを覚えています。

図書館に

先日、「山の前製作所」さんの本棚、kiboraに、私がクマの絵を描いたものが「各務原市立中央図書館」に寄贈されました。

そして図書館に各務原市長さんもいらしての贈呈式を行ってくださいました。

これからは子どもの読み聞かせのスペースに置かれるそうで、私もとても嬉しく思っています。

 

山の前製作所さんが各務原で活動していることなどもあり、縁があって今回の話になったそうです。

今回図書館にお邪魔して、図書館員の方をはじめ、関係者の方々のフレンドリーさにびっくりしました。公共施設と市民との間の垣根が低いように感じました。

それが各務原の新しい事、おもしろい事に繋がっているような気がしました。

 

お近くにお住まいの方は是非足を運んでみて下さい。

図書館の周りに広々と広がる公園には、おしゃれなカフェや池があったりして、とても気持ちのいい空間でおすすめです。

 

ハンカチひらひら

私の商品を作って下さっているUNICOM(ユニコン)さんが、新しくハンカチを作って下さいました。今まであった猫やリス、うさぎの柄を使ったインド製の薄手のハンカチです。

 

どこかに車で出かける時には、子どもがお茶をこぼしたり、口の周りを汚しても大丈夫なようにてぬぐいを何枚か持っていきますが、普段のハンカチはポケットに入れたいので、私にはこれぐらいの薄手のハンカチだとポケットがごわつかないのが嬉しい。

ひらひらと光に透けて軽やかです。

 

子供用として作られた小さいサイズもありますよ。

 

それにしても、私のイラストでこんなに雑貨を作ってもらえるなんて思ってもいませんでした。

子どもの頃、近所にあった「オサムグッズ」(原田治さん)のお店やサンリオのお店に目を輝かせていましたが、今こうやって絵を描いているのも不思議な気もします。

 

かごの中に入っているのが普通サイズ(4つに折り畳んでいます)、右の2枚は小さいサイズ。それぞれの絵柄で大、小あります。

手をかけた居心地のいい家

私のこのHPを作ってくれた中山夫妻は、2人のお子さんと4人で、もとは中山さん(だんな様)のおばあさまの住んでいらした家の2階をリフォームして住まわれていて、1階はお母さまのスペースとなっています。

この家に引っ越すときにたくさんのモノを処分しました、と聞いていましたが、決して広くはないスペースに居心地のいい空間を作っています。

 

適度な生活感がありながら、他人の私でも気持ちがほぐれるような家。。。

 

どうしてそう感じるのかなと思いめぐらしながら見てみると、まずは木など自然素材のものが多い、ということ。そして、収納がそれぞれの場所にあって、きちんとそこにモノが収まっていること。何より、収納スペースはほとんど中山さんが手作りしたということでぴたりと収まっているのも、すっきりとした印象があるのかも。

 

縄で編んだ北欧の椅子のようなスツールも中山さんが、子どもの椅子兼机にもなる家具も中山さんが作ったそうで、なるほど、だから全体的な統一感があるのかもしれないなあと思いました。

 

そこここにアクセントのようにある白樺のかご類は、奥さまの四葉ちゃんの手作り。。。

そしていつも四葉ちゃんは、スパイスを煮出したチャイや、はちみつに漬けていた生姜でジンジャードリンクを作ってくれたり、焼き菓子を出してくれたりと、キッチンからおいしいものを日々うみだしていることがよく分かります。

おいしい飲み物を手にくつろいでいると、まるでどこかの山小屋にいるような気さえしてきます。

 

自分達で使うものを自分の手で作ること。大切に使うこと。

言葉には出来ない大切なことをこの家は教えてくれるようです。

      茶色の土鍋に陶器のやかん、竹のざる。青いスツール立てに琺瑯のジャグ。

       キッチンにある古い家具の上には四葉ちゃんが作ったかご類が。。。こんなものが自分で作れたらいいな。

       飾ってあるのはnakabanさんのキッチンにぴったりな絵。

       奥にちらりと見えるのは仕事スペース。

 

       キッチンの窓の下。きっちり収納。

       右の引き出しには確かおはしが入っていたような。

      子どものコーナー。雑然となりがちなものも、揃ったかごに入っています。

      右に積んであるかごは「コメダ珈琲」のお店で使われていたもの。

      レジ横でひとつ100円で売られていたそう!

    これ全て中山さんが作った椅子。。。!椅子のロープも手で編んでいま  す。美しい!

このスプーンも中山さん作。自分の手を動かして家族が使うものを作る。愛情が感じられます。

漆できれいに

子どもが毎日使うお弁当箱は、曲げわっぱのお弁当箱を使っています。

が、夕方持ち帰って来てすぐに洗い、すぐに拭いて乾かしていたのにもかかわらず底に黒いかびが。

どんなにたわしでこすっても取れず、どうしたものだろうかと思っていたところ、漆作家さんが、「底、塗れますよ〜」と。

塗っては拭き取り、塗っては拭き取り、という繰り返しで木の肌を残しつつ漆を塗ってくれるという。

黒いかびは見えなくなるのだろうか、と期待して待つこと1ヶ月、お弁当箱はとても美しくなって戻ってきました。まるで新品みたい。。。

これで衛生上問題ないのだろうかと心配せずに、また使えます。

他の人に聞いてみると、やはり黒くなっている人も居ましたが、使ったあと熱湯をかけているよ、という人は黒くなっていないそうです。